古文漢文は理系受験生にとっては1番厄介ですね。
時間を取られるし、どうせ入学したらほとんど使わない知識ですから。
普段は数学や英語や理科など、合格に直結する科目の勉強で忙しいと思います。
特に現役生などいつ古文漢文をするんだって話になります。
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古文の勉強法 短期間で集中的に
私は高校時代、活用でつまずき学校の定期テストでは毎回30点を切っていました。
高3夏の受験勉強初期、古文の知識はほぼゼロでした。
高3のセンター演習では毎回勘で解いていて20点代がざらでした。
対策しなければいけないのは明らかでした。
しかしそれ以上に、理系科目が入試では合格に直結するのは配点からも間違いないので浪人が始まる際に私に考えたのは
「いかにメインの科目の邪魔をせずに古文を仕上げるか」
でした。
浪人生なら4月か5月の早い段階で一気に進めることをおススメします。
やはり秋や冬は第一志望に向けてメイン科目の仕上げの問題集に時間をより多く使いたい時期です。
早く終わらせて夏から週に2題程度に定期的に演習する方へ切り替えられると良いでしょう。
高校生なら高3の夏以外の春休み、冬休みなどの2週間程度の休みを使って一気に進めてしまいましょう。
学校も並行してあるのでやはり日常ではメインの科目が忙しいでしょう。
文法と単語を一通り学んだら、秋ごろからセンターや二次の国語の過去問演習に取り掛かり、古文表現を自分の中にストックすれば大丈夫です。
古文をモノにするためのポイントは次の2つです。
それは「文法」と「単語」です。
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古文の勉強法 単語
古文単語は日本語⇔日本語変換であり覚える訳も一対一対応しているものがほとんどです。
覚えるのに対して労力を要さないので
600語クラスのものを使うこと
をおススメします。
センター試験レベルでは300語クラスのものがオススメされています。
しかしより多くを知っている方が、万が一という場合がなくリスク管理ができているといえます。
実際に600語の単語帳を使っている受験生も多いのでそっちを使うことをお勧めします。
次に具体的な使い方です。
1日100語程度を、語源などの補足情報を無視して流し読みします。
その際その古語が使われている文章表現だけしっかり見ます。
30分程度で終わるので、次の日は前の日の復習に15分、その日の100語に30分ほどかければ大丈夫です。
これを4周もすれば1ヶ月で大抵覚えられます。
紙に書いたりする必要は全くなく、電車の中や数学や理科などに疲れてちょっと喫茶店に入った際に軽く200語ぐらい流し読みをしましょう。
頭のリフレッシュにもなるし頭への定着も捗ります。
数学や理科の問題集の考え方と一緒で、古文単語集も市販の中で出来るだけハイエンドのものを選ぶと
「自分の知らない単語はほとんど誰も分からない」状態
を作り出すことができます。
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古文の勉強法 文法
文法ですが、これは助動詞と敬語が完壁なら十分です。
東大古文やセンターの訳語問題では、暗に助動詞の正確な意味を聞いているものが多く、それを間違えると東大古文では殆ど点がありません。
センターでは0点ですね。
助動詞は苦しいですが、表形式になっている助動詞活用表と意味を丸暗記してしまいましょう。
これは何の脈絡もないので覚えづらいですが、10日ほどかけて覚えましょう。
そして問題演習の際にその表を照らし合わせながら何題もこなしていくにつれて要領を得ることができます。
そうなればその表を身につける労力が1/10程度になります。
文法も1ヶ月で完璧にするのを目標にしましょう。
敬語については題意を掴むために重要です。
古文の文章では主語を省略しまくるので、途中で訳が分からなくなる時があります。
たしかに会話文の流れから主語を予想するのも可能です。
しかし登場人物には必ず上下関係があり、敬語表現というマーカーが存在します。
より題意を掴むには敬語の理解は欠かせません。
使う参考書が文法書であっても単語帳であっても、出てくる文章はすべて訳せるようにしましょう。
覚える必要はないですが、試験でその表現が出てきたときのためのストックを貯めておくのはとても重要です。
おススメの参考書については後日別の機会で。
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